公開日 2016年08月17日
日 時
2016年10月1日(土) 18:00~20:30
概要
2017年4月、各学会ではなく第3者機関である日本専門医機構が認定する、いわゆる新専門医制度が開始される予定でした。しかし、この制度の詳細が明らかになるにつれ、医療関連諸団体、学会、地方自治体、国の社会保障審議会などから地域医療崩壊や同機構のガバナンス不足に対する強い懸念の声が上がり、2016年8月5日、1年の延期が決定されました。
このような状況において、一見新専門医制度に関する議論が高まっているように見えますが、どれだけ本質的な議論が行われているかは疑問です。確かに新専門医制度に関する現実的な議論も必要ですが、今こそ原点に返り、新制度以前に、専門医制度そのものの必要性やあり方も問い直す必要があるのではないでしょうか?
そもそも専門医制度は、医療の主役である患者さんや市民に、どのような好影響をもたらすのでしょうか?これから専門医になる当事者、既に専門医である医師、専門医以外の医師、また、他の様々な職種にどのような利点・欠点があるのでしょうか?診療科や地域によって、利点や欠点は異なるのでしょうか?本当に専門医制度は必要なのでしょうか?そして、もし必要だとしたら、どのような専門医制度であれば最大限にその利点を生かすことが可能なのでしょうか?
今回、以上のような本質的なことから、様々な立場の皆様と活発な意見交換を行いたく存じます。たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。
シンポジストとテーマ
座長:
細田 悟 氏(東京保険医協会理事、勤務医委員会委員長)
杉原 正子 氏(独立行政法人 国立病院機構 久里浜医療センター 精神科医師)
シンポジストとテーマ:
杉原 正子 氏 (同上)
「専門医制度は本当に必要なのか?~海外の現状も見据えて~」
齋藤 文洋 氏 (大泉生協病院 院長、小児科部長)
「新専門医制度の”光と影”」
有賀 徹 氏 (独立行政法人労働者健康安全機構理事長、昭和大学 名誉教授)
「専門医制度のあるべき姿~救急の臨床と教育の経験などから~」
会 場
東京保険医協会セミナールーム(JR新宿駅南口より徒歩10分)
対 象
会員・会員外問わず どなたでもご参加いただけます。
参加費
無 料
定 員
70人
備 考
終了後、20:45~シンポジストを交えて懇親会を行います(別途会費要)。
参加希望の方は事務局までお知らせください。
申込み
【予約制】
「10/1 専門医制度シンポジウム参加」として、①会員名(会員外の場合は参加者氏名)、②医療機関名(もしくは所属団体)、③参加人数、④電話番号、⑤FAX番号、⑥懇親会参加の有無(メールフォーム利用の場合は備考欄に記入)をご記入のうえ、協会までFAX(03-5339-3449)またはメール(info@hokeni.org)までお送りください。
メールフォームからもお申込みを受け付けています。こちらからどうぞ。
主 催
東京保険医協会 勤務医委員会
問合せ
東京保険医協会 担当:木村
TEL:03-5339-3601 FAX:03-5339-3449