小児かかりつけ診療料 要件緩和もハードル高く(杉並)

公開日 2016年04月15日

丁寧な解説に真剣に耳を傾ける参加者ら

杉並支部は3月17日、支部総会を開催し、46人が参加した。医療・介護制度等の改善に向けて、区議会へ働きかけるなどの来年度支部活動計画案を確認するとともに、16~17年度役員に加藤章支部長ら、支部役員7人、評議員・予備評議員を選出した。

また、協会副会長に竹崎三立先生、同理事に成瀬清子先生を推薦することを決めた。

診療報酬改定に向けた学習会では、栗林令子氏が最新情報に基づき話題提供した。前回の改定に続いて、大きく改変された在宅点数について、「同一建物」と「単一建物」の診療人数の違いなどについて、参加者から質問を受けながら、丁寧に解説した。

小児かかりつけ診療料や、認知症地域包括診療加算が新設され、算定対象が拡大されたものの、いずれも24時間対応が求められており、ハードルは相変わらず高い。加藤支部長は、「会員が過労死しないように守るのも協会の務め」だとして、診療報酬改善を目指す協会活動に支援と協力を訴えた。

(『東京保険医新聞』2016年4月15日号掲載)