薬剤総合調整管理料 減薬するも自己負担増(目黒)

公開日 2016年07月05日

活発に質疑応答を行った目黒支部

目黒支部は、5月17日、支部例会を木曽路碑文谷店で開催し、9人が参加した。 はじめに、八辻行信支部長が「国は2025年までに医療費を削減しようとしており、今回の改定にもそれが反映している。日常の診療や請求事務が円滑に行えるように、よく勉強したい」と挨拶した。

次に、医学管理料、在宅医療、投薬など、今次の診療報酬改定に関し、協会に多く質問が寄せられた内容を中心に事務局が解説した。

質疑応答では、「30日を超える投薬をしている患者が多く、減算されないか不安だ」「湿布薬の処方枚数を少なくするために、止むを得ずサイズの大きいものを処方している」といった声が聞かれた。

また、「処方せんの様式が変更されて、薬局からの問い合わせが多くて大変だ」「薬剤総合評価調整管理料について、薬を減らしたのに自己負担が増えるため、患者にどのように説明したらよいか悩んでいる」等、全科に関わる薬剤の内容については特に多くの意見が出た。

最後に、田島かほる支部幹事が「診療報酬の改定時など、協会からの情報が非常に役立っている。今後も、支部例会で保険医に役立つ情報提供をしていきたい。」と挨拶し、閉会した。

(『東京保険医新聞』2016年7月5日号掲載)