厚生局 個別指導 実施日・対象の通知前倒しに(中野)

公開日 2016年07月15日

指導について論議した中野支部

 中野支部は6月21日に臨時総会を開催し、会員ら6人が参加した。総会議事として、2016年度の支部役員体制を確認した。支部長は中村洋一先生から澤江壽夫先生に交代、および欠員だった副支部長に寺田有由先生を選出した。

今回は話題提供として新点数Q&Aと最新の指導計画について取り上げた。 新点数Q&Aでは、4月以降に疑義解釈等で明らかになった事項を中心に説明を行われた。特に事務連絡によって「鼻腔・咽頭拭い液採取料」が1日1回の算定になったことや、在宅時医学総合管理料等の処方せんを交付しなかった場合の加算が「処方を行わなかった場合」には算定できなくなったこと等については、おかしいとの声があがった。また、全科に関係する投薬料に関して、新設された薬剤総合評価調整管理料の算定方法や湿布薬の処方の仕方、30日超の投薬の取り扱いについて質問が出た。

最新の指導内容については、指導実施日と指導対象患者の通知時期が早まったこと、事前に準備・持参する書類について「長期療養者のため書類が膨大になる場合」には別途相談が可能になったことなどを紹介し、協会が粘り強く要求してきたことの一部実現であり、制度改善の方向へ向かったことを報告した。

また、集団的個別指導が今年5月に実施され580医療機関が選定されたことや各科別平均点数についても報告があり、論議した。

中野支部では引き続き情勢検討を進め、必要な情報を支部会員に発信していく。

(『東京保険医新聞』2016年7月15日号掲載)