外科医師の「早期釈放」求める――協会 理事会声明を発表

公開日 2016年10月25日

 協会理事会は10月8日、「外科医師の不当勾留に抗議し、早期釈放を求める」声明を発表した。
 本年8月25日、足立区の柳原病院に勤務していた外科医師が手術後に準強制わいせつの疑いで逮捕され、身柄拘束が続いている。協会は、数回にわたる検討を重ねるなかで、勾留を延長する必要性はなく、保釈の相当性と必要性は明らかであると判断した。
 東京地裁の保釈請求却下決定では、「罪証隠滅の疑いがある」とされているが、外科医師が実効性のある証拠隠滅行為に及ぶ具体的な可能性を示唆する根拠は存在しない。これ以上の身柄拘束は、外科医師本人の基本的人権を侵すだけでなく、医療現場に混乱と萎縮を招き、医療崩壊を誘発する恐れがある。
 10月14日には、鶴田幸男会長と佐藤一樹理事(勤務医委員会委員)が司法記者クラブで記者会見し、外科医師の早期釈放を訴えた(写真)。協会理事会は、「外科医師を守る会」が取り組む緊急保釈署名の協力を会員に呼びかける。署名はFAX 03(5339)3449または郵送で協会まで。

署名用紙は協会ホームページから

 ・外科医師の早期釈放を求める緊急署名にご協力ください!

ネット署名サイト

 ・東京地検-外科医師の早期釈放を求めます(外部サイト)