審査・指導の動向を報告 再審査請求実施に、返答なく(板・豊)

公開日 2016年11月15日

板・豊支部支部例会2016

 10月20日、板橋・豊島支部は支部例会を開催し、会員ら14人が参加した。
 話題提供では、研究部担当の事務局が、厚生局から開示された資料に基づいて、最近協会に寄せられている減点事例や、請求上の注意点など、最近の審査・指導の動向と最新情報の報告と解説を行い、参加者で意見交換を行った。

 「先発薬から後発薬に変更したところ、減点された。患者さんの窓口負担が月6万円違うこともあり、患者さんにとっては死活問題だ。院内で検討して再審査請求を行ったが、支払基金からは1年間返答がない」との報告もあった。

 徐健泰支部長は、「協会は、会員の生活と権利を守り、国民の健康と医療の向上をはかることを目的に活動している」と強調し、「日夜、診療にあたる会員の院所では、医療や社会保障制度を巡る様々な問題と遭遇している。ひとりで悩まず、協会に意見を寄せていただき、会員全体の問題として考えて、行政等への働きかけを強めていこう」と呼びかけ、盛況のうちに閉会した。

(『東京保険医新聞』2016年11月15日号掲載)