総会に5人が参加 税務情報と税務調査対応を中心に論議(墨田)

公開日 2017年05月01日

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協会墨田支部は3月22日、すみだ産業会館会議室を会場に支部総会を開催し、会員、従業員等5人が参加した。
総会議事では「2016年度支部活動報告」および「2017年度支部事業計画」を承認した。その後、協会保険医サポートセンター所属の奥津年弘税理士から、最近の税務情報と税務調査への対応について話題提供した。

最近のトピックスとして、確定申告書へのマイナンバー記載について話題提供があり、マイナンバーが記載されていなくても、実際のところ税務署は受理しておりペナルティーもない、との解説をした。また、最近話題となっているセルフメディケーション税制については、減税効果が小さく、それほど活用されないのではないかとの見解を述べた。

税務調査については、税務署による事業所への無予告調査が横行していることに触れ、ルール違反の無予告調査についてはきっぱりと断り、診療に支障が生じる場合には実施日を変更させることも可能であると指摘した。また、カルテ等の帳簿類の持ち帰りの求めは応じず、医院で調査を完結させることが重要と強調した。

最後に鈴木哲夫支部長が「今日の情報は大変有益だった。参加人数が少なかったのが残念だ。次回の支部例会では、さらに参考になるテーマを話題提供に取り上げ、より多くの会員に参加いただけるよう工夫し準備したい。」と挨拶し、閉会した。
                                   (『東京保険医新聞』2017年4月25日号掲載)