保険医の生活と権利を守る東京保険医協会

ワクチンセミナー 「早期・確実な免疫の獲得を―ワクチンスケジュールの基礎を学ぶ」

公開日 2017年07月18日

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サルビア会・就労環境部は地域医療部と共催で6月14日にワクチンセミナーを開催し、35人が参加した。

はじめに事務局から「ワクチン助成制度の格差」として、里帰り出産におけるワクチン接種費用の償還払いなどについて、都内自治体への聞き取り調査結果を報告した。

成瀬清子部長は「新たに予防接種を始める先生とスタッフへ」として、行政的・医学的な観点が求められる予防接種の基礎について話し、早期に確実に免疫を獲得するために規定されたスケジュールをこなすためには、同時接種が不可欠であると述べた。また解りにくいとされる日本脳炎の特例措置について説明した。

次いで細部千晴副部長から「4種混合ワクチンの最近の話」として、4種混合ワクチンの種類や、百日せきの抗体が落ちる5歳前後に任意で追加接種が推奨されるスケジュールなど複数のスケジュールと併せ、昨年に用法・用量の変更があった3種混合ワクチン(トリビック)について紹介があった。その上で、4種混合の追加接種等への活用など今後の見通しを述べた。

参加者からは、ワクチン供給不足と希望者の優先順位への悩みなどが挙げられた。「予防接種の基礎が学べる」と継続開催の要望もあり、毎年2回開催しているワクチンセミナーは、実践現場からの幅広い報告が好評だ。

11月25日には、少人数のグループ毎にワクチンスケジュールを作成する実践セミナーを開催予定だ。ぜひご参加いただきたい。

(『東京保険医新聞』2017年7月15日号掲載)