保険医の生活と権利を守る東京保険医協会

傷口を乾燥させない 創面閉鎖で傷を治す湿潤療法(城南)

公開日 2017年09月06日

gra_170712城南支部例会

城南支部は7月12日に、支部例会を開催した。会は権守光夫支部長の司会で進められ、会員医療機関から21人が参加した。今回は申偉秀協会理事(研究部長)を講師に招き、「診療所に於ける創傷・熱傷の湿潤療法の経験」について学んだ。

湿潤療法は練馬区の光が丘病院の夏井睦医師が提唱している「ラップ療法」ともいわれる療法である。傷ができるとジュクジュクした状態になるが、これは細胞成長因子によるもので、これにより傷が治癒される。このため、消毒をせず、乾燥させないよう創面を閉鎖してあげることで創を綺麗に治すことができる。

申理事は、こうした治療法を説明した上で、交通事故による顔の傷、小児の顔面裂創、手・指の裂傷、褥瘡での治療例を紹介した。また、創面を覆う被覆材、治療材料の実物を持参し参加者に紹介、部位別にどのように使うかを説明した。

参加者は各種治療材料を手にとって確認するとともに、講演後には活発な質疑応答が交わされた。

(『東京保険医新聞』2017年9月5日号PR版掲載)