江戸川支部例会を開催―遠隔診療、導入を焦る必要なし(江戸川)

公開日 2017年11月13日

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江戸川支部は10月10日、支部例会を開催し、8人が参加した。

田﨑ゆき支部長の挨拶の後、「協会に寄せられた減点事例の検討」として事務局が情報提供した。東京では、支払基金・国保連合会ともに審査に突合点検、縦覧点検が導入され、査定や減点が厳しくなっている。この状況のもとで、生体検査や初診料・再診料等の減点されやすいポイントを指摘した。

また、RSウイルス抗原定性の算定要件やインフルエンザウイルス抗原定性の算定要件等、冬季に多い検査の留意点についても触れた。

その後、「遠隔診療の取り扱い」をテーマに酒井均理事が話題提供した。遠隔診療が認められてきた経緯や保険診療上の取り扱いについて解説した。

参加者からは、「電話再診で認められていない投薬が、遠隔診療では認められているのは不整合だ」「遠隔診療は、確かに患者にとっては便利かもしれないが、安全性やプライバシーに問題は生じないのか」「遠隔診療業者からの案内がクリニックに頻繁に届く。導入しなければならないのかと不安になっていたが、話を聞いて導入を焦る必要がないことが分かって安心した」等の感想が出された。

その他「日本脳炎ワクチンの入手が難しく、2期の方には接種を待ってもらっている」等、情勢や日常診療で困っている事例について意見交流した。

(『東京保険医新聞』2017年11月5日号掲載)