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会長挨拶
日本の医療は保険医協会が守るそれ位の覚悟で共に頑張りましょう
会長 塩安 佳樹
昭和38年(1963年)、東京保険医協会は僅か493人の会員で発足しました。
その背景として、戦後の日本では医療状態が貧困であり、安心して医療を受けられる保障として、 健康保険の普及と改善を目指す医師達の自主的な活動があったこと、その2年前に実現した国民皆 保険制度をより充実させる必要があったこと、そしてこれらと密接に係わることとして、当時の 開業医の権利と生活の保障は十分なものではなかったこと等が挙げられます。その為、協会は以 下の2項目を活動の目的として掲げました。
- 保険医の生活と権利を守ること
- 国民の健康と医療の向上をはかること
以来、協会は地道に運動を展開し、平成18年(2006年)9月現在、会員数約5,000人を数える迄に 発展しています。これは、この間の協会の運動がその方向性を過たず、会員の先生方の要望に応 えるものであったことの査証であると思われます。しかし、近年政府の医療政策は以前にも増し て愚劣化しており、「経費削減」と称して全てを拝金主義で計ろうとしております。が、実際には 日本の国民1人あたりの保健医療支出は世界で13位であり、一方その質は世界一とWHOでも高 く評価しているところです。
にもかかわらず医療費を問題にするのは、その背景に日本の医療市場開放を狙った米国の露骨な 圧力があるともいわれていますが、いずれにしろこのままでは医療費抑制を目的とした混合診療 が拡大され、日本が世界に誇るべき皆保険制度が有名無実化してしまう恐れがあります。
現在、協会では会員に資するべく、各種研究会や共済制度、2年毎に改定(改悪)される診療報酬 制度の説明会、新規開業医講習会、レセプト関係での保険請求方法の説明や審査対策、機関紙誌 ・ホームページを用いた先生方に役立つ情報伝達の広報活動、福祉文化活動等々の事業を展開し ておりますが、一方で、医療行政を改善する運動にも積極的に取り組んでいます。そしてそれこ そが会の目的を達成する唯一の方法であるはずです。
会員が一人増えれば一人分、運動は達成に近づく・・・、そんな想いを込めて、御入会を呼び掛 けるものです。心から御入会をお待ちしています。

