診療報酬改定に向け交流 消費税や新点数に関心(江戸川)

公開日 2013年12月15日

江戸川支部は10月24日、船堀「かりん」で支部例会を開催し、酒井均支部長をはじめ9人が参加した。

10月請求分から国保の一次審査の縦覧点検が開始され、今後ますます強化される審査・個別指導の最新情報と日常診療での対策につき、減点事例も紹介しながら、拝殿会長、小形事務局長も交えてざっくばらんに意見交換をした。

審査・指導については日常診療の中で留意すべきルールを理解しておくことが不可欠であること、カルテをしっかり記載することの重要性などを確認した。

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来年の診療報酬改定にむけては「熱傷などの外科的処置は手間がかかる割には点数が低い」「消費税増税分が基本診療料に上乗せされるというが、過去の例からすると実質マイナス改定になりかねない」「長引く不況で患者の受診手控えが増えるなかで、患者負担が増えるとますます受診抑制がすすみ、医院経営に影響を与え、患者さんに必要な医療を提供することが難しくなってしまう。何とかこの悪循環を跳ね除けたい」といった意見が出た。

拝殿会長は「協会は設立50周年を迎えたが、社会保障をめぐるさまざまな動きに皆保険制度を守る立場で会員の先生方と協力していきたい」と挨拶。

酒井支部長からは「来年は新点数や消費税の問題などで先生方と気軽に意見交換していきたい。もっと会員を増やし、毎回新しい先生に支部例会に参加していただけるような支部にしたい」と今後の支部活動の抱負を語り、和気あいあいと盛会のうちに閉会した。

(『東京保険医新聞』2013年12月5・15日合併号掲載)