【シリーズ活動紹介⑤】共済部

公開日 2018年12月13日

[写真]岡本先生

縁の下の力持ち!

 共済部は、縁の下の力持ちです。他の部とは違い華々しい活動はあまりありません。しかし、私たちは協会活動の基盤となる部署であることを重く受け止めています。

 東京保険医協会は「保険医の生活と権利を守る」ことを掲げています。保険医年金をはじめとする諸制度は、まさに協会の理念を具体化したものであり、各制度を通して、会員の先生方の生活を経済的側面から支えるために活動しています。

 保険医年金は1968年に発足し、先生方の資産を守るべく堅実で安全性に重点を置いた制度です。また、急な資金需要に対応でき、融通性にも優れています。おかげさまで、現在では約5万3千人が加入し、積立総額1兆2千億円を超える制度に発展しました。

 休業保障制度は、開業医が休業した時に生活を支える保障制度がなかった時代に、先生方を守るために1970年に発足しました。2005年の保険業法改悪により、一時的に募集を中断せざるを得ない事態になりましたが、私たちの粘り強い、たゆまぬ努力で、2010年に保険業法の改正を勝ち取り、保険医休業保障共済保険として、さらに盤石な制度に発展させ募集再開を果たしました。 新たな体制になったとしても、発足当時から受け継がれた気概、すなわち「病気や怪我で休業した時、会員が安心して療養に専念でき、家族や従業員を支え、代診医もおける制度を作り発展させよう」という気持ちに変わりはありません。

 他にも多くの優れた保険商品を提供しています。紙面の関係上、ここでの紹介はかないませんが、どの制度も極めて優れたものであると自負しています。

 その一方で、各制度の良さを、如何に会員の先生方に伝えていくか、日々悩み、葛藤しているのも事実です。お叱りをいただくこともあります。もし共済活動に、ご興味のある先生がいらっしゃれば、ぜひとも御意見をお聞かせいただければと思います。

 今後も先生方の経営と生活を守る共済部として、各制度の保全と発展のため、邁進していく所存です。

(『東京保険医新聞』2018年10月15日号掲載)

関連ワード