[私と保険医協会]保険医協会は開業医の一番の味方

公開日 2021年10月09日

保険医協会は開業医の一番の味方

渡邉 智子(町田市)

  2006年、開業する少し前に事務スタッフと新規開業医講習会に参加したことが東京保険医協会との出会いです。診療報酬等については、勤務医の時にはあまり気にかけていなかったので、とても勉強になったと記憶しています。
 入会後は様々な講習会を聴くために新宿まで出向き、都内で開業する医局の先輩と帰りがけに食事をしたりする機会となりました。そこで協会事務局の方に顔を覚えていただき、数年前からは南多摩支部の評議員となりました。
 支部の幹事会では、地区の大先輩の先生方と、日々の診療・社会情勢などを話題に楽しく意見交換させていただき、有意義な時間を過ごしています。
 開業当初から、返戻の手続きの際は電話で丁寧に相談に乗ってくださったと、事務スタッフから聞いています。また、様々な制度の変更などでも、わからないことを親切に教えていただきました。
 2020年からの新型コロナウイルス感染症においては、厚労省や東京都などから、診療報酬だけでなく、感染対策・様々な補助金制度等に関わる膨大な、非常にわかりにくい連絡文書が出ていました。
 その内容を理解するのに非常に役に立ったのが、東京保険医協会ホームページの新型コロナウイルス感染症特設サイトです。行政のまどろっこしい文書を読み込んで、わかりやすく解説してくださったり、本当に必要なことを整理してくださって、非常に助かりました。
 国や日本医師会のような大きな組織は個人を助けてくれませんが、危機的な状況で、誰も取りこぼさずに手を差し伸べてくださるのが「東京保険医協会」です。
 開業医は基本的に孤独な経営者なので、経営に関わること等は仲間にも相談しにくいと思います。開業医のリスクマネジメントに、一番の味方になってくださる保険医協会にぜひご入会ください!

(『東京保険医新聞』2021年9月5日号掲載)