点数算定・指導の相談はお気軽に協会へ

公開日 2023年09月19日

 光熱費や物価の急激な上昇により、医業経営は大変厳しい状況に置かれている。

 こうした中、5月8日以降、新型コロナは5類感染症として位置づけられたが、新型コロナの陽性患者数は増加の一途を辿っており、医療機関では引き続き対応が求められる。

 診療報酬も年々複雑化しているが、2024年4月には、診療報酬・介護報酬の同時改定が控えている。次期改定は医療DX推進の一環として診療報酬改定の施行時期を2カ月後ろ倒しし、6月施行とすることが決まった。2024年4月に薬価と介護報酬の改定、6月に診療報酬の改定が実施されることとなり、医療機関では前例のない対応に追われることとなる。

 東京保険医協会では診療報酬改定の度、新点数説明会を開催している。会員医療機関に配布している「新点数改定のポイント」は、改定内容を分かりやすくまとめた唯一の手引書として、説明会とともに好評を博している。その他、会員からの日常の診療報酬の算定方法や減点・査定のご相談にもお答えしている。

 また、コロナ禍で実施が縮小されていた新規指導、個別指導や集団的個別指導の会場での実施が2022年度から再開されたこともあり、いつ指導に呼ばれても対応できるよう、カルテ記載など日頃から準備をしておくことが大切である。

 協会では指導に関する相談にも応じている。医療機関にとって、指導に向けた準備を自力で行うことは時間的・肉体的だけでなく、心理的な負担も大きい。「協会に相談したことで安心して指導に臨めた」との感想が多数寄せられている。指導当日の準備物に関する相談や、過去の指摘事項に基づいたサポートを行っている。協会未入会の先生方には、ぜひご入会いただきたい。


会員からの問い合わせに回答する協会事務局。点数算定や審査・指導対策の他、労務管理や経営税務等、幅広く対応している

 


2022年新点数説明会の模様(2022年3月23日、北とぴあ)

(『東京保険医新聞』2023年9月5日号掲載)