2024年度対都予算請願 都民ファ都議団と懇談

公開日 2023年09月26日

医療の様々な課題について説明し、要請を行った(8月31日、都議会議事堂会
議室)
 
 
 

 協会は8月31日、都議会議事堂会議室で都民ファーストの会東京都議団の平慶翔都議(千代田区)、増子ひろき都議(文京区)、白戸太朗都議(江東区)、龍円あいり都議(渋谷区)、後藤なみ都議(足立区)、山田ひろし都議(三鷹市)の6人と懇談した。協会からは須田会長をはじめ役員5人が出席した。

 小池百合子都知事に提出した「2024年度東京都予算等に関する請願」に基づき、多岐にわたる項目を要請した(下表参照)。

【主な要請項目】

◎看護師、介護職員の確保に向けた取り組み
◎独法化後の都立病院の行政的医療の維持
◎ 在宅人工呼吸器使用難病患者非常用電源設備整備事業の補助対象拡大
◎子ども医療費助成の充実
◎高齢者が補聴器を購入する際の助成制度の創設
◎健康保険証廃止に伴う自治体の対応について
◎国保加入者の負担軽減と広域化に伴う東京都の役割発揮
◎後期高齢者の窓口負担・保険料軽減
◎3歳児健診時における弱視スクリーニング検査の実施
◎保健所機能の抜本的拡充
◎柔道整復療養費への正しい理解の促進
◎東京都大気汚染医療費助成制度自己負担限度額の引き下げ

 ①中小病院で看護師確保が困難を極めている問題と看護師や介護職員等を取り扱う一部の有料職業紹介事業所が医療機関等から法外な紹介手数料を徴収している問題の改善、②独法化後の都立病院で差額ベッド代増額などの患者負担増を行わないこと、③子ども医療費の三多摩格差解消(6~18歳への所得制限と窓口負担200円の撤廃)、④3歳児健診時における屈折検査機器を用いた弱視スクリーニング検査の都内全自治体での実施―等について強く要請した。

 出席した都議から「多摩地域の子ども医療費の格差解消については最重要課題として取り組んでいる」との発言があった。

(『東京保険医新聞』2023年9月15日号掲載)