柴又周辺をウォーキング ノルディックウォーキングを体験

公開日 2023年11月21日

 福祉文化部は10月26日、葛飾区柴又周辺でノルディックウォーキング体験会を開催し、会員の医師・スタッフ等7人が参加した。

 

 ノルディックウォーキングは2本のポールを使ったウォーキングであり、手軽に始められ、全身運動効果の高いエクササイズとして注目されている。普通に歩くのでは主に下半身の運動にしかならないが、ポールを正しく使いながら歩くと、上半身の筋肉も刺激しながら効率よく運動することができる。このノルディックウォーキング体験会は、自身の健康増進と、患者に対する運動指導につながるという観点から企画され、昨年に引き続き2回目の開催となった。

 ポールを持っていると肘を曲げて杖のように使いたくなるが、ノルディックウォーキングでは肩から腕全体を動かして、体の後方でポールを突くのがコツだ。また、ポールの使い方も傾斜により異なり、上り坂では前傾姿勢になるとともに、体の後方でポールを突き推進力を出す。一方、急な下り坂では転倒防止のため膝を曲げながらポールを体の前で杖のように使う。

 インストラクターの指導の下でポールの使い方を練習した後、柴又公園の河川敷付近をウォーキングし、途中で「矢切の渡し」に乗船した。

 参加者からは「ポールを持って歩いている人をよく見かけ、元々興味はあったが始めるきっかけが無かった。今日をきっかけに自身でもノルディックウォーキングをしてみたい」「日頃は診療に追われるばかりで運動する機会がないが、良い運動になった」といった感想が寄せられた。

 

(『東京保険医新聞』2023年11月15日号掲載)