[支部地区だより]城南 10月以降のコロナ特例とインボイス制度を話題提供

公開日 2023年11月21日

 城南支部は10月19日、品川総合区民会館「きゅりあん」で例会を開催し、会員・スタッフ計15人が参加した。

 権守支部長の挨拶で開会し、事務局から支部の現況について報告した後、①10月1日以降の新型コロナ関連の点数、②インボイス制度を取り上げ話題提供した。

 ①に関しては、10月1日から新型コロナの治療に関する診療報酬が大幅に引き下げ・一部廃止されたことに伴い、新設された点数の算定要件等に関する注意点を事務局から解説した。2022年度の個別指導の実施状況等の内容を紹介した。

 ②に関しては、10月1日から開始となったインボイス制度に関する問い合わせが増えていることを踏まえ、制度の概要説明や問い合わせの多い項目について解説した。また、電子帳簿保存法への対応にも触れた。

 参加者からは、インフルエンザと新型コロナの両方を疑った場合の算定方法に関する質問や、新型コロナ治療薬を処方した際のレセプト記載に関する質問が出されるなど、複雑で難解な内容に医療機関では混乱を来している状況が浮き彫りになった。

 最後に、権守支部長から「インフルエンザや新型コロナの患者は増加傾向にあり、医療機関では引き続き対応に追われることとなる。日常業務で困ったことがあれば、些細なことでも気軽に協会へ問い合わせてほしい。次回は年度末に開催する予定だが、診療報酬改定に関する話題提供も行われると思うので、ぜひ参加いただきたい」と挨拶し、閉会した。

 

(『東京保険医新聞』2023年11月15日号掲載)