MRワクチン未接種者に対する任意助成制度の状況(多摩・2016年度)

公開日 2017年01月25日

 麻しん・風しん混合ワクチン(以下、MRワクチン)は定期接種期間中に打ち終わらなかった場合、原則自己負担となるが、東京都では一部自治体で東京都の包括補助事業を活用した任意接種助成事業を行っている。2016年度の実施状況と概要を以下に報告する(調査結果はPDFでダウンロードできます)。

【備考】
 ・調査方法は自治体アンケート+電話聞き取り。
 ・対象年齢でも定期接種対象者は定期接種が優先される。

MRワクチン未接種者に対する任意助成制度の状況(多摩区)

2017年1月24日現在
東京保険医協会 地域医療部調べ

A)Ⅰ期漏れ、Ⅱ期漏れ、いずれにも対応し、期間内であれば最大2回まで補助

 例えば対象年齢が2歳~18歳の場合、15歳の時点で1度も接種していないことが分かった場合でも2回分の費用は助成してもらえる。
 「2歳~18歳まで」とまとめている自治体と、「2歳~2期接種前/小学校1年生~18歳まで」など時期を分けている自治体があるが、全期間通じて2回の接種機会を確保する。

2歳~18歳(全額)

武蔵野市、三鷹市、日野市
(年度中1回のみ)八王子市、町田市

2歳~18歳(一部)

東大和市(1回につき5,000円を還付/市外OK)
西東京市(1回につき自己負担5,800円)

2歳~小学6年 府中市
2歳~7歳6カ月未満(全額) 調布市

 

B)Ⅰ期漏れのみを対象とする/Ⅱ期漏れは対応しない

 Ⅰ期終了~Ⅱ期接種期間前の子どもを対象とし、Ⅱ期漏れは対象にならない。

2歳~5歳未満(全額) 小金井市

 

C)Ⅱ期漏れのみを対象とする/Ⅰ期漏れは対応しない

 Ⅱ期漏れのみを対象とするため、Ⅰ期が漏れてⅡ期は打った場合の不足分は対応しない。

小学1年~18歳(一部) 瑞穂町(5,000円を還付)

 

D)助成制度なし

助成制度なし

立川市、青梅市、昭島市(2017年度限り)、小平市、東村山市、国分寺市、国立市、福生市、
狛江市、清瀬市、東久留米市(2017年度限り)、武蔵村山市、多摩市、稲城市、羽村市、
あきる野市、日の出町、檜原村、奥多摩町

 

MRワクチン未接種者に対する任意助成制度の状況(多摩)

※画像をクリックすると拡大できます。

【カラー】MRワクチン未接種者に対する任意助成制度の状況(多摩)[PDF:192KB]
【モノクロ】MRワクチン未接種者に対する任意助成制度の状況(多摩)[PDF:190KB]