「新規個別指導」対策講習会に150人―指導は突然やってくる、現場からの対処法

公開日 2018年07月18日

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大切なカルテと明細書の整合性

6月21日、審査指導対策部は新宿・安与ホールにて新規個別指導対策講習会を開催、会員医師・スタッフなど150人が参加した。

前半は事務局が「新規個別指導のしくみと東京の動向」として、実際の指導の実施通知や結果通知の見本などを示しながら、指導の種類、指導内容や指導後の取り扱いなど、新規個別指導の基本的な内容と近年の東京における指導の傾向を説明した。

新規個別指導は、東京の場合開業後概ね2年を目安に実施される。しかし、その時期は確実ではない。

関東信越厚生局への開示請求により、協会が入手した資料から、新規個別指導の指導結果の特徴が明らかになっている。

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指導に呼ばれたら、保険医協会へご相談を

指導は保険医登録時と保険医療機関指定時に、その概要を聴講する機会はあるものの、実際に新規指導の通知を受け取った医療機関にとって、「新規指導とは何か」、「どのような経緯で指導に呼ばれたのか」など不安は尽きない。

協会では、指導件数などの重要な情報を開示請求し、入手した情報は東京保険医新聞等で広報している。

また、定期的に指導対策講習会などを開催し、指導に呼ばれた際の対策や日常診療におけるカルテ記載の重要性をお伝えしている。

指導の通知が届いたら、まずは保険医協会にお電話をいただき、ご不明な点があれば問い合わせをしていただきたい。指導を受けた後でも、指導の問題点や改善すべき点を、ぜひともお寄せいただきたい。

(『東京保険医新聞』2018年7月15日号掲載)