杉並支部 コロナ禍の日常診療について意見を交わす

公開日 2020年12月23日

 杉並支部は11月11日、杉並区医師会館で支部例会を開催し、会員ら15人が参加した。

 前半は事務局から「慰労金・感染拡大防止等支援事業の申請」「新型コロナウイルスに係るオンライン診療等保険請求上の留意点・最新情報」を話題に取り上げ、申請の締め切りが迫る新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金や感染拡大防止等支援事業の申請上の留意点、新型コロナウイルスの保険請求におけるポイント等について解説した。

 後半はコロナ禍における発熱患者への対応を中心に意見交換した。

 参加者からは「動線を区分けするなど発熱患者への接触を可能な限り減らすようになんとか工夫しているが、これからインフルエンザが流行したら、対応できるか分からない」「近くの病院に風邪症状がない患者のCT撮影を依頼したところ、肺炎症状が見られCOVID︱19の陽性が疑われるケースがあった。少しでも疑いのある患者については全て検査するくらいの慎重さは必要だと感じた。抗原検査くらいは自院で実施すべきか思案している」など、制約がある中での日常診療における不安や疑問の声が多く出た。

 

(『東京保険医新聞』2020年12月25日号掲載)