[支部地区だより]江東 データ提出加算等 診療報酬改定について議論 

公開日 2022年05月13日

 2月22日、江東支部はZoomで支部総会を開催し、会員・従業員等12人が参加した。「2022年度診療報酬改定の最新情報」をテーマに、諮問案を基に、改定内容について事務局から話題提供を行った。また、新年度以降も継続する新型コロナに関する臨時的取扱いについても解説した。

 診療報酬上の臨時的取扱いでは、電話初診、電話診療時の処方、院内トリアージ実施料、救急医療管理加算、二類感染症患者入院診療加算等、継続する点数を紹介し、乳幼児感染予防策加算が廃止されることを確認した。

 診療報酬改定については、外来診療の一部(生活習慣病管理料、在医総管・施設総管、疾患別リハビリ)でもデータ提出加算が開始されることや、リフィル処方箋の開始、オンライン診療、マイナンバーカードの保険証利用促進を狙った電子的保健医療情報活用加算を紹介した。

 参加者からは「リフィル処方箋は患者から求められたら必ず受け付けなければならないのか」「データ提出加算はどういった内容になるのか。診療報酬の目立った引き上げがないため、算定できるなら届出を考える医療機関も出るだろう」「オンライン診療は実施に細かい条件があることが分かった」等の声があがった。

 その他、協会の共済制度、コロナ下での診の対応等、意見交換が行われた。

(『東京保険医新聞』2022年4月15日号掲載)