ドクターズデモンストレーション 地域医療の未来語り合う

公開日 2015年03月05日

ドクターズデモンストレーション2015シンポジウム「2015年 問われる地域医療」

2月22日、ドクターズデモンストレーション2015シンポジウム「2015年 問われる地域医療」が開催された。

シンポジウムでは4人のシンポジストが現場の実態や運動の成果を報告した。

中野共立病院の山田智院長は「上からの連携押し付けがこれまでの地域医療連携体制を崩壊させた。病院間の信頼関係でやらせてほしい」と訴えた。

埼玉医療生協の広瀬ミサ子氏は「保険でより良い歯科医療の実現を求める意見書採択運動」について報告。また、日の出町議会議員の折田真知子氏は、西多摩社会保障推進協議会の自治体キャラバンが日の出町の高齢者医療費無料化スタートのきっかけになっていることを紹介、参加者に運動の展望を示した。

コーディネーターの本田宏氏は「たくさんの人とつながり大きな世論を作れば、きっと転換点が訪れる。まずは今春の統一地方選挙に向けてアクションを起こしていきましょう」と会を締めくくった。

(『東京保険医新聞』2015年3月5日号掲載)