城南支部例会を開催-減点事例と復活例を解説 日頃のカルテ整備が肝要

公開日 2019年12月02日

 城南支部は10月30日、大井町きゅりあんで支部例会を開催し、会員医師・スタッフら44人が参加した。

 権守光夫支部長が挨拶し、最近のインフルエンザの発生動向やワクチンの供給状況等について情報提供があった。

 次に事務局が「査定・減点、指導の最新情報」について話題提供した。2019年度指導計画や、集団的個別指導の選定に関わる各科ごとの平均点数、個別指導の選定理由、指導結果の内訳等、協会が厚生局に開示請求して得られた資料を紹介した。あわせて指導現場の実態やよくある指摘事項などを解説し、指導に呼ばれても慌てることのないよう、普段からカルテ等を整備しておくことが肝要であると強調した。

 また、今年度から東京都において、保険医療機関指定更新時の集団指導が約十数年ぶりに再開される。個別指導とは異なり、講習会形式で行われるが、欠席しても罰則はなく、実施通知が届いても身構える必要はないことを説明した。

 続いて協会に相談が寄せられた事例をもとに、初診料、診療情報提供料、検査料など減点されやすい、見落としやすい点について解説したほか、減点事例と再審査請求による復活のポイントを紹介した。参加者からは、個別の事例についての質問や、経験談が寄せられた。

 最後に、権守支部長が「協会では会員から寄せられた再審査請求書を検討しアドバイスしている。納得のいかない減点があれば協会に送っていただきたい。さらに、お知り合いの先生に、ぜひ協会をご紹介いただきたい」と挨拶し、閉会した。

 

【写真】1030城南支部例会

 

 

 

 

 

 

 

 

(『東京保険医新聞』2019年11月25日号掲載)