中野:医院の実状無視した改定を批判 新型コロナの情報も交換

公開日 2020年04月02日

 2月18日、中野支部は第二力酒造で総会を開催し、17人の会員、スタッフらが参加した。

 初めに、寺田支部長が「点数改定に加え、新型コロナウイルス感染症の取り扱いの情報もぜひ意見交換していただきたい」と挨拶した。寺田支部長をはじめとした次期支部役員を選出し、支部活動計画を確認した。

 続いて事務局から4月から実施される改定の概要について、個別改定項目を元に最新の情報を解説した。今次改定では、医療機関で頻繁に算定される点数の新設や引き上げがほぼなく、一方で小児科外来診療料の届出が必要になるなど医療機関に負担を強いる変更が行われる見込みだ。また、新型コロナウイルス感染症に係る取り扱いの最新情報を提供した。

 参加者からは「新設の点数は医療機関の実情を無視した、ほとんどの医院では算定できないものばかりだ。これでは改定の意味がない」といった批判的な意見が出た。また、「自分の医院に新型コロナウイルス感染患者が来たらどう対応するか、不安に思っている」といった声も上がった。会員らは新点数や新型コロナウイルスへの対応について情報交換し、閉会した。

 

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(『東京保険医新聞』2020年3月15日号掲載)