【要望書】医療機関でのマスク・消毒薬の不足に関する緊急要望書

公開日 2020年03月11日

2020年3月10日

内閣総理大臣 安倍 晋三 殿
厚生労働大臣 加藤 勝信 殿
経済産業大臣 
梶山 弘志 殿
東京都知事 小池 百合子 殿

東京保険医協会 会長 鶴田 幸男
東京歯科保険医協会 会長 坪田 有史

 

医療機関でのマスク・消毒液の不足に関する緊急要望書

 

 貴職におかれましては、国民医療の確保のために尽力しておられることに敬意を表します。

 私たちは、両協会あわせて都内約11,000人の会員を有する保険医・歯科保険医の団体です。保険診療の充実と都民の歯科保健の向上のため様々な活動に取り組んでいます。

 日本国内でのCOVID-19の感染拡大により、マスクが入手できない事態が続いています。政府は緊急対応として国民への配布を行おうとしていますが、医療機関でもマスク不足が深刻な状態であり、緊急な改善を求めます。

安心安全の医療を提供するためにはマスクや消毒薬等は不可欠です。しかし、長引くマスク不足により医療機関への供給がストップしており、会員からは「在庫がなくなる」、「購入のめどが立たない」などの問い合わせが殺到しております。

 京都府保険医協会などが行ったアンケートでも医師、歯科医師から不安を訴える声が多数寄せられており、新聞、テレビでも取り上げられ、医療崩壊に繋がる可能性が指摘されています。

 消毒用エタノールも同様に不足が続き購入できない状況となっております。「在庫がない」、「近日中に在庫が切れる」など、対応に苦慮している医療機関が続出しています。

 COVID-19の感染対策のためにも、継続的に安心安全の医療提供を行うためにも、早急に改善をしていただくよう要望します。

 

[要望項目]
医療機関に対し、診療に必要なマスクおよび消毒用エタノールを優先的に、早急に供給すること。

以上

医療機関でのマスク・消毒薬の不足に関する緊急要望書[PDF:103KB]
   医療機関でのマスク・消毒薬の不足に関する緊急要望書【都知事宛】[PDF:99KB]