[支部総会]中野 コロナ保険診療の最新情報を共有 新支部長を選出

公開日 2021年06月12日

 4月21日、中野支部は中野サンプラザ研修室で総会を開催し、16人が参加した。新型コロナウイルス感染症の感染防止に留意し、短時間での開催となった。

 中村洋一副会長の司会で進行し、中野支部の20年度事業報告と21年度事業計画を討議し、会員増加、地域医療の充実を図ること等を確認した。

 続いて「新型コロナウイルス関連の問い合わせの多い点数、補助金、オンライン資格確認」をテーマに電話等初診・再診、院内トリアージ実施料、乳幼児感染予防策加算やPCR検査、抗原検査の算定方法などについて事務局から解説した。マイナンバーカードを用いたオンライン資格確認について「電子カルテとの連動はリスクが高いので、機器の導入については急がずに様子見をしてもよいのではないか」といった意見が出た。

 寺田有由支部長が閉院のため退任し、後任として山口隆副支部長を支部長に選出する提案があり満場一致で決定した。寺田支部長は「29歳で医学部に入った。社会人経験を活かし、地域の何でも屋として専門を持たず地域医療に携わってきた。協会には開業前から入会し、何度も助けてもらい感謝している。大変な時代だが先生方の活躍を祈っています」と述べ、山口新支部長から「3年前の開業時からお世話になっている。協会に恩返しのつもりでお役に立ちたい」と決意表明の挨拶があり、盛況のまま閉会となった。

 


寺田有由前支部長(左)と山口隆新支部長(右)

(『東京保険医新聞』2021年6月5日号掲載)