公開日 2021年11月24日
10月15日、中野支部は中野サンプラザ研修室で例会を行い、15人が参加した。4月の総会で新たに選出された山口隆支部長のもと初めての開催となった。
山口支部長の開会あいさつのあと、主に3つのテーマを取り上げた。10月20日からのオンライン資格確認の運用開始は義務ではないので急がず慎重な対応が必要だ。「マイナンバーカードは保険証と同じく月に1回持参してもらうのか」「機械の不具合時の対応について」質問があり、実態にそぐわない不透明な運用方法に対し、「私は最後まで機器を導入しない」と述べる参加者もいた。
９月に廃止になった医科外来等感染症対策実施加算に代わる新たな補助金は、感染拡大防止対策に要する「かかり増し」経費が対象となる。このことについて、院内に設けた隔離スペースの改修および空調の工事を行う予定の参加者から質問が出た。
続いて新型コロナ関連点数算定のポイントについて、9月28日以降に変更となった臨時的取扱いを中心に算定要件を細かく説明した。質疑応答では二類感染症患者入院診療加算の算定基準を満たすための条件に関する質問が出た。
最後に中村洋一副会長から「今年は東京都医師会と連携してコロナに関する要望を国や都に提出するなど幅広く活動し、一部は実現できた。疑問に思うことはぜひ協会に意見を寄せてほしい」と挨拶があり閉会した。
中村洋一副会長は参加者に悩みや疑問をぜひ協会に寄せてほしいと呼びかけた
（『東京保険医新聞』2021年11月15日号掲載）
