公開日 2022年01月08日
11月17日、江東支部は江東区産業会館で支部例会を開催し、会員、従業員等10人が参加した。今回は、「新型コロナウイルス流行に伴う診療報酬の臨時的取扱い」をテーマに、話題提供を行った。また、中医協で現在審議中の2022年度の改定内容の関し、注意すべき点を紹介した。
診療報酬上の臨時的取扱いでは、電話初診、電話診察時の処方、院内トリアージ実施料(300点)等、昨年から継続している点数の解説があり、9月28日から二類感染症患者入院診療加算(250点)が追加されたこと、10月から医科外来等感染症対策実施加算(5点)が廃止されたことを確認した。
中医協の審議内容については、明確な点数は多く触れられてはいないが、学校へのアレルギーに関する情報提供が評価されることやオンライン初診の解禁等の論議を紹介した。
参加者からは「院内トリアージ実施料を算定していなかったが、算定できると知ったので、これからでも算定していきたい」「同じ名称の点数がいくつもあって混乱していたが、違いが分かったので助かった」「オンライン初診はなにかあった時に対応しにくいため、導入は様子見だ」等の質問や意見が出た。その他にも協会の共済制度、都立病院の独法化反対学習会の案内が行われる等、情報を交換した。
(『東京保険医新聞』2021年12月25日号掲載)