目黒:新規個別指導への対応 オンライン資格確認について論議

公開日 2022年03月02日

 12月14日、目黒支部は目黒区内で総会を開催し会員、従業員等8人が出席した。

 総会議事では「2021年度支部活動報告」と「2022年度支部事業計画」の承認および「2022︱23年度支部役員」等の選出を行った。その後、①東京都で再開された新規開業医を対象にした個別指導の実際と対応、②マイナンバーカードとオンライン資格確認の問題点について事務局から話題提供し、意見を交換した。

 参加者からは新規開業医を対象にした個別指導について、「指導内容の要点をカルテへ記載する際、どの程度記載する必要があるのか」「傷病名欄を整理するための具体的なポイントを教えてほしい」「個別指導を受ける際にボイスレコーダー等の録音機を持参すると良いとのことだが、かえって指導医療官の心証を悪くしないか」等、対応に係る具体的な質問が出た。

 一方「マイナンバーカードによるオンライン資格確認への対応のため、カードリーダーの導入をすべきか迷っている」との会員からの質問には、保険証として使えるマイナンバーカードをもった国民は全体の4・2%で、そのカードを使える医療機関等は1・5%にすぎない現状(2021年9月現在)について事務局が解説し、わざわざ導入するメリットもあまりなく、当面は保険証を引き続き窓口に提示するよう患者に案内すればよい、との見解で一致した。

 最後に閉会あいさつに立った奈良支部長は「長引くコロナ禍の中で、保険医協会が取り組んでいる、安心して医療機関を受診できるように地域の患者さんとともに保険医療を良くしていく活動はますます重要になる。それとともに協会には地域に根差した医療機関の経営を支える協会の事業・活動をいっそう充実するよう期待したい。会員や従業員のみなさんには協会主催の新点数説明会(3月開催)にぜひお越しいただき、改定の内容を確認して欲しい」と参加者に呼びかけ、閉会した。

 

(『東京保険医新聞』2022年2月5日号掲載)