[要望書]5~11歳児新型コロナワクチン接種委託料への加算を求める要望書

公開日 2022年06月11日

2022年4月28日

厚生労働大臣  後藤 茂之 殿

           東京保険医協会
会   長  須田 昭夫
研究部長    申 偉秀

地域医療部長  森本 玄始
 

5~11歳児新型コロナワクチン接種委託料への加算を求める要望書 

 

 

 

 

 貴職の、新型コロナウイルス感染症への対応に敬意を表します。

 5~11歳児への新型コロナワクチン接種が実施されていますが、国の定めた接種委託料2,070円は、小児接種の責任や実態に見合ったものになっていません。具体的には、①予約の調整、②体位固定を行う接種介助者の確保、③子どもと保護者2人に対する説明・同意、④小児筋肉注射の専門的な知識の適用、⑤母子健康手帳へのワクチン接種記入、⑥他のワクチン接種計画との調整と説明―などの負担が発生しています。また、接種現場では大人への接種と比べてより丁寧な説明や診察が求められています。現行の小児向け定期接種の費用に比べてもかなり低額な設定であり、副反応に留意しながら初めて行う接種に見合ったものになっておりません。

 公定接種委託料に対して独自に費用を補填している自治体も見受けられますが、全国一律の加算が必要と考えます。以下の項目を速やかに実現されるよう要望いたします。

  • 5歳から11歳児への新型コロナワクチン接種に対する責任・技術、時間・空間、人員確保、等に係る費用を評価し、加算額を新設してください。

以 上

5~11歳児新型コロナワクチン接種委託料への加算を求める要望書[PDF:48.1KB]