城南支部例会 新点数に次々と追加要件 今次改定について話題提供

公開日 2022年07月22日

 城南支部は5月24日、五反田カンファレンス・貸し会議室で例会を開催し、会員の医師・スタッフ24人が参加した。

 権守支部長の挨拶で開会し、はじめに支部の会員現況の報告が行われた。

 次に、事務局から「新点数運用・レセプト記載Q&A」をテーマとして話題提供を行った。今次改定では感染対策関連の加算が複数新設されたため、「外来感染対策向上加算」「連携強化加算」「サーベイランス強化加算」に関して改めて説明を行った。特に「サーベイランス強化加算」に関しては、届出前の実績は不要とされていたが、3月31日付の一部訂正の事務連絡にて実績も必要とされた。また5月13日付の疑義解釈通知で経過措置が設けられるなど、追加の要件が次々と設定されていることから、届出算定要件や施設基準に関する疑義解釈について重点的に解説した。

 また、マイナンバーカードによる保険資格確認をした場合に算定できる「電子的保健医療情報活用加算」は、患者の負担増につながるとして批判が集中したため廃止が検討されているとの報道があり、今後も情勢を注視する必要があることを情報提供した。

 その他会員から問い合わせを受けることが多い項目について説明し、参加者からは神経ブロック注射の算定と湿布薬の処方について質問があった。

 続いて、共済制度に関する案内を行い、75歳以上医療費窓口負担2割化中止を求める署名への協力を呼び掛けた。

 最後に、権守支部長から「医療機関において新型コロナによる混乱は今後も続くものと思うが、支部例会は可能な限り対面で行いたいと考えているので、健康に気をつけてお過ごしいただきたい」と挨拶し、閉会した。

(『東京保険医新聞』2022年7月5日号掲載)