北支部例会 オンライン資格確認義務化 不安や悩みを共有

公開日 2022年11月21日

 北支部は9月29日、秋の支部例会をオンラインで開催し、支部会員・スタッフ合わせて9人が出席した。

当日は「オンライン資格確認義務化を考える」と題して、事務局からの情報提供を元に、オンライン資格確認義務化の問題点と医療機関の対応について意見を交換した。

 事務局からは、療養担当規則改定にどのようにオンライン資格確認義務化が盛り込まれたのか、政府が計画する義務化のスケジュール、電子的保健医療情報活用加算に代わって10月から新設される「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」などについて問題点も含めて紹介した。

 その後の意見交換では、北区医師会からカードリーダーの申請をとりまとめる旨のFAXが送られてきたことが報告され、「医師会はいつからオンライン資格確認推進の旗振り役になってしまったのか」との意見が出た。医療機関の対応については、「マイナカードに反対で、導入したくないが、リーダーだけでも申請しておこうか迷っている。しかし、顔認証付きカードリーダーを申請したことで、導入医療機関としてカウントされてしまうのは不本意だ」「各メーカーの資料や案内を眺めている状態だ。いつまでこのまま待っていてよいか、迷っている」などの報告があった。

 また、顔認証付きカードリーダーや補助対象設備の減価償却の期間内に閉院した場合、補助金の返還を求められることに対して、「このようなものが補助金と呼べるのか。協会でもこの点を追及してほしい」との声が挙がった。

 次回は2023年2月の開催を予定している。
 

(『東京保険医新聞』2022年11月15日号掲載)