世田谷渋谷支部例会 強引なオン資義務化 問題点について意見交流

公開日 2023年02月08日

 世田谷・渋谷支部は10月27日、臨時支部総会を開催し、会員・従業員等8人が参加した。

 今回は、「オンライン資格確認導入義務化の問題点~保険証が廃止される⁉その真のねらいは?」をテーマに、吉田章副会長が報告を担当した。

 吉田副会長は、「政府はマイナカード普及の切り札として健康保険証をターゲットに定めた。医療機関に対して、保険医取り消しをちらつかせてまでオン資導入を迫っており、国民に対しては保険証廃止と引き換えにマイナカード取得を強制しようとしている。重大な政策が国会に諮られることなく強引に決められている」と問題点を指摘した。

 参加者からは、「現在、紙カルテを使用しているが、電子カルテが義務化される動きはあるのか、心配している」「小児科を標榜しているが、生後1カ月、2カ月の乳幼児にマイナカードが果たして必要かどうか疑問だ」「オン資では、毎回マイナカードの提示が必要とのことだが、そんなことではかえって患者のためにならないのではないかと思う」といった発言があった。

 総会議事では、支部長の交代が行われ、長年支部長を務めた小林建一支部長が退任し、新たに奈良岡美惠子支部幹事が就任した。

 

(『東京保険医新聞』2023年2月5日号掲載)