中央支部例会 コロナ5類化の変更点 オン資トラブルなど意見交流

公開日 2023年06月29日

 5月26日、中央支部は連合会館で例会を開催し、会員・スタッフあわせて27人が参加した。

 はじめに米田支部長が「新型コロナが5類化したが、まだまだ気が抜けないという思いだ。新型コロナ関連の点数も多くの変更があり、今日はよく確認をしてほしい」と挨拶した。

 話題提供では、事務局から変更された新型コロナに関する点数のポイントについて解説した。今回の変更では院内トリアージ実施料をはじめとする既存点数の算定要件の変更や名称の似通った点数の新設、電話初診や電話での薬の処方における経過措置の追加など注意すべき点が多くある。誤った請求を回避するための留意点を強調した。また、オンライン資格確認に関して、マイナ保険証に別人の情報が紐づけされていた事例等、最新の情報を紹介した。

 質疑応答・意見交流ではコロナ関連の点数の複雑な変更について多くの質問が出たほか、「オンライン資格確認は手間ばかりかかって少しも事務作業は楽にならない」「オンライン資格確認の義務化に続き新型コロナ5類化の実施、さらにオンライン請求の義務化(計画)まで狙われている。次々と対応が求められて医療機関は疲弊している」など政府の強引な施策に対する批判の声が挙がった。

 最後に、細部副支部長から閉会挨拶と併せて保険証の存続を求める患者署名への呼びかけがあり、盛況のうちに閉会した。

(『東京保険医新聞』2023年6月25日号掲載)