城南支部例会 新型コロナ5類化 オン資加算を解説 

公開日 2023年08月03日

 城南支部は5月29日、品川総合区民会館「きゅりあん」で例会を開催し、会員の医師・スタッフ34人が参加した。

 権守支部長の挨拶で開会し、事務局から城南支部会員の現況報告の後、①5月8日以降の新型コロナ関連の点数、②2023年4月改定等に関するQ&Aについて話題提供を行った。

 ①に関しては、5月8日以降新型コロナが2類から5類に引き下げられたことに伴い、点数の名称や算定点数が大幅に変更されたこと、新設された点数の算定要件に関する注意点等を事務局から解説した。

 ②については、医療情報・システム基盤整備体制充実加算(医シ加算)に関する問い合わせが増えていることを踏まえ、算定上の留意点や問い合わせの多い項目について改めて話題提供した。

 参加者からは、「特定疾患療養管理料」という名称の点数が複数あるが、それぞれの併算定はできるのかといった質問や、「院内トリアージ実施料(特例)」と「特定疾患療養管理料(100床未満の病院)(特例)」の違いに関する質問等が多数出されるなど、複雑で難解な改定内容に医療機関では混乱を来している状況が窺われた。

 最後に、権守支部長から「新型コロナ5類への引き下げや、医シ加算に対する対応など、医療機関は引き続き対応に追われることとなる。日常業務で困ったことがあれば、些細なことでも気軽に協会へ問い合わせいただきたい」と挨拶し、閉会した。

 

(『東京保険医新聞』2023年7月25日号掲載)