公開日 2023年12月11日
中央支部は10月24日、連合会館にて支部例会を開催し、会員・スタッフ等18人が参加した。
開会挨拶で米田支部長は「新型コロナやインフルエンザが終息しきらず、日々大変なこともあると思う。本日は新型コロナの点数や査定・減点事例について話題提供があるのでぜひ今後の診療に活かしてほしい」と述べた。
話題提供では「新型コロナ点数の変更点」と「減点事例から考える査定対策」をテーマに取り上げて、10月以降の新型コロナ関連の点数の変更点のポイントや協会に多く寄せられる減点の事例等を事務局が解説した。
10月のコロナ関連の点数の変更では院内感染対策に係る点数が大幅に引き下げられた他、陽性患者に対する診療の評価がなくなった。また、既存の点数の名称を使っているため算定漏れが会員から報告されていることなどを紹介し、注意を呼び掛けた。
減点事例の解説では各科別に算定時に注意すべき病名漏れや査定されやすい薬の組み合わせ、東京の審査で指摘されやすい独自ルールなどを数多く紹介した。参加者からは「新型コロナの点数はかなり縮小された上にわかりにくいままだ。患者のために診療しているが、感染対策も必要で大変なばかりだ」「病名漏れには気をつけたいがはっきりと病名漏れとわかるものは返戻で対応してほしい」等の意見が出た。盛況のうちに閉会した。
(『東京保険医新聞』2023年11月25日号掲載)