[支部地区だより]足立 初・再診料アップも実感はマイナス改定

公開日 2024年03月21日

 足立支部は2月21日、支部総会を北千住駅前「シアター千住」で開催し、会員・スタッフら35人が参加した。総会議事として2023年度支部活動の報告と次期支部役員を承認した。その後、2024年度診療報酬改定の概要を中心に事務局が話題提供を行った。

 改定点数について「『初・再診料の引き上げ』という言葉が一人歩きしている」との意見が寄せられた。たとえば、看護職員等のコメディカルの賃金改善を実施した医療機関が算定できる外来・在宅ベースアップ評価料Ⅰ・Ⅱが新設された。しかし、これについては厚労省の計算支援ツール(Excel)を用いても計算が複雑で、厚生局への定期報告が要件となっている。事務作業が煩雑なため実際に算定する例は少ないのではないか、との懸念も出された。

 その他に反響が大きかったのは特定疾患療養管理料の算定対象から、①脂質異常症、②高血圧症、③糖尿病が除外され、生活習慣病管理料に外来管理加算が包括されたこと、特定疾患処方管理加算1が廃止されたことによる影響だ。

 また、麻酔科を標榜する参加者からは「トリガーポイント注射の10点引き下げは影響が大きい」との声も寄せられ、厚労省は本体はプラス改定と謳っているが、実感としてはマイナスであるとの指摘が相次いだ。

 最後に渡邉亨支部長から「3月28日からは新点数説明会、5月にはQ&A説明会の開催を予定している他、支部としても改めて説明の場を設ける予定なので、ぜひご参加いただきたい」と挨拶があり、盛況のうちに閉会した。

 

(『東京保険医新聞』2024年3月15日号掲載)