[支部地区だより]城南 生活習慣病管理料の改定現場の悩みや不安を共有

公開日 2024年07月30日

 城南支部は6月21日、品川総合区民会館「きゅりあん」で例会を開催し、会員の医師・スタッフ計43人が参加した。

 権守支部長の開会挨拶の後、事務局から城南支部の会員現況報告、オンライン資格確認義務化・保険証廃止の問題について協会が取り組んでいる「オンライン資格確認義務不存在確認等請求訴訟」の口頭弁論への参加や、保険証の交付義務を定めた省令改定に対するパブリックコメント協力の呼びかけがあった。話題提供としては6月からの点数改定のQ&Aについて取り上げた。

 今回は主に今次点数改定で問合せの多い生活習慣病管理料に関連して、療養計画書の内容や特定疾患療養管理料、特定疾患処方管理加算の変更点のほか、医療情報取得加算、長期収載医薬品の保険給付にかかる選定療養、外来・在宅ベースアップ評価料等について解説を行った。

 参加者からは、生活習慣病管理料に関する質問が数多く出た。「今回の改定でスタッフが音を上げてしまった。我々が何とかしなくてはと思い参加した」という声も寄せられた。複雑で難解な改定に医療機関の不安や混乱、憤りが窺えた。

 最後に、権守支部長から「品川区は協会会員の組織率が半数を超え、大田区も半数に近づいている。支部の会員増加に向け、会員の先生方もご協力をお願いしたい。次回は秋頃に開催を予定しているので、ぜひともご参加いただきたい」と挨拶し、閉会した。

 

(『東京保険医新聞』2024年7月15日号掲載)