公開日 2024年09月02日
中央支部は6月17日、日本教育会館で中央支部臨時総会を開催し、会員・スタッフら27人が参加した。
細部千晴支部長からの開会挨拶の後に総会議事の確認、評議員・予備評議員の選出、会員現況等の報告などが議題に上がり、全て承認された。
話題提供では、事務局から「2024年度診療報酬改定Q&A」をテーマに、生活習慣病管理料や外来感染対策向上加算の変更点、医療DX推進体制整備加算の注意点や、10月からの長期収載医薬品の選定療養化などについてQ&A形式で詳しく解説した。その他、「オンライン資格確認義務不存在確認等請求訴訟」の報告や「保険証廃止省令案」へのパブリックコメントへの協力の呼びかけも行われた。
質疑応答・意見交流ではベースアップ評価料や生活習慣病管理料を中心に数多くの質問が出され、「新設の点数は要件が大変厳しく診療をしながら基準を満たすのは難しい」「包括範囲が広すぎる点数や手間に見合わないような点数ばかり設けられた印象だ」といった批判的な声が多数聞かれた。
最後に、細部支部長から閉会挨拶と併せて現行の保険証存続を求める請願署名協力の呼びかけがあり、盛況のうちに閉会した。
(『東京保険医新聞』2024年8月25日号掲載)