北支部例会 国の一方的な押し付け マイナ保険証の方針転換望む

公開日 2024年12月25日

 北支部は10月29日、例会をZoomで開催し、支部会員を中心に8人が参加した。

 会員状況や情勢報告の後、事務局から「2024年10月改定等」および「12月以降の保険証の取り扱い」をテーマに情報提供した。マイナ保険証の利用登録解除や長期収載品の選定療養などについて意見交換した。

 参加者からは、「患者として受診した際、ある医療機関では健康保険証を出しているが、別の医療機関では受付でマイナ保険証を出すように声かけされたのでマイナ保険証を出している。こういった使い分けは今後できなくなるのか」「先日の衆議院議員選挙の結果を受けて、マイナ保険証一辺倒の方針が転換されることを期待したい」などの意見の他、「後発品を処方して、先発品との効き目の差や副作用を経験したケースはあるか」との質問に対して、他の参加者から降圧剤や塗り薬などの体験談が寄せられた。

 最後に草間泰成支部長から「十分な説明もなく一方的にマイナ保険証を押し付ける国のやり方は許せない。これからも情勢を注視しながら、診療を続けていこう」と挨拶し、閉会した。

(『東京保険医新聞』2024年12月5・15日号掲載)