城南支部例会 長期収載品の選定療養や日常診療の疑問を共有

公開日 2025年01月07日

 城南支部は11月1日、品川総合区民会館「きゅりあん」で例会を開催し、会員の医師・スタッフ計19人が参加した。

 権守光夫支部長の挨拶で開会し、事務局から城南支部の会員現況報告と会員増加協力への呼びかけの後、①10月からの点数改定について、②新規個別指導の最新情報、③最近の情勢について話題提供を行った。

 今回は主に問合せの多い医療DX推進体制整備加算と長期収載品の選定療養について、また協会の開示請求に対して厚生局が明らかにした内容に基づき、個別指導の内容や状況について解説を行った。さらに、電子処方箋の導入状況や補助金の情報、12月2日からの健康保険の資格確認方法および資格確認書についても情報提供した。

 参加者からは、長期収載品の選定療養や、オーソライズドジェネリックの内容や知名度、訪問診療時に健康診断や予防接種を行った際の費用の取り扱いについて、自家診療の保険適用の可否など、日常の診療の中での疑問について共有した。オーソドライズドジェネリックに関しては協会HPに特設ページがあるので参照されたい。また指導に関しては、個別指導の選定理由「情報提供」についての質問が寄せられ、実体験を踏まえた活発な議論がなされた。

 最後に、権守支部長から「城南支部の組織率(都医師会A会員比)も、あと2人で50%を超える。支部の会員増加に向け、会員の先生方もご協力をお願いしたい」と挨拶し、閉会した。

 

(『東京保険医新聞』2024年12月25日号掲載)