公開日 2025年04月01日
足立支部は2月28日、銀座アスター千住賓館で総会を開催し、会員7人が参加した。医療DX推進体制整備加算の改定・医療DX・電子処方箋について事務局から話題提供し、意見交換を行った。
医療DX推進体制整備加算は2025年4月から、電子処方箋の導入有無で区分され、3段階から6段階へと再編されることとなった。電子処方箋導入の経過措置が3月末で終了することとされていたが、東京都内の医科診療所における電子処方箋導入率は10・9%(25年1月26日時点)であり、あまりに導入が進まなかったため、今回の改定となった。
参加者からは「電子処方箋はわからないことばかりだったが、手間やコスト等を考えて導入は見送ることにした」「医療DX加算は電子処方箋を未導入でも算定できることがわかり、早速届出を済ませたい」といった感想が出された。
また、「レセプトの返戻が減ったと思っていたが、紙による送付が終了していたことを知った」「ベースアップ評価料や様々な加算、届出や補助金など、事務手続きが煩雑で手間が増えるばかりで疲弊する」との発言があった。ほかにオンライン資格確認や電子処方箋をはじめとする医療DX、今般複雑化する診療報酬体系に対する疑問も寄せられた。
コロナ禍以来の食事を囲んでの会となったが、多くの意見が出され閉会した。
(『東京保険医新聞』2025年3月25日号掲載)