板豊支部例会 「マイナ保険証と健康保険証の両立を求める署名」への協力に感謝します

公開日 2025年04月24日

 板橋豊島支部は3月27日、総会を開催した。今回も、多くの要望に基づきWeb会議を採用し、9医療機関20人が参加した。

 総会は、支部の2025年度の活動方針を採択、①協会の2025年度事業計画に基づき、会員の関心・要求を反映した支部活動を推進すること、②会員の要望に沿ったテーマで例会を開催し、参加者を増やすこと(Web会議の要望も踏まえ実行する)、③会員を増やしていくことを確認した。

 総会では、マイナ保険証・医療DXの動向・4月改定情報等について、事務局から報告を受け、意見交換をした。

 2024年9月18日支部は、豊島区社保協、東京歯科協会と共同で取り組んだ「『現行の健康保険証を残してください』マイナ保険証と現行の健康保険証の両立を求める署名」を豊島区議会に提出した。署名総数は2901筆、うち支部分は243筆で豊島区の会員32医療機関から131筆、他112筆であった。結果は2024年度第3回定例会の厚生委員会で「不採択」、本会議で「委員会決議指示」が多数で不採択となった。

 不採択を主張した会派は、国民医療費4兆円の削減を主張している維新系、自民系、公明系会派に加え、先の総選挙で高額療養費限度額の引き上げを公約に掲げた国民民主党系が都民ファースト系と連合している会派であり、国政と同様の構造が見受けられる(表参照)。

 徐健泰支部長は、「支部総会の場で、改めて署名に協力いただいた方々に感謝申し上げます。不採択であったことは残念ですが、諦めることなく、各方面に粘り強く働きかけていきたいと思います」と述べた。

 

(『東京保険医新聞』2025年4月15日号掲載)