葛飾支部総会 ベースアップ評価料への違和感 診療報酬改定について意見交流

公開日 2026年03月26日

 葛飾支部は2月27日、葛飾区内で支部総会を開催し10人が出席した。

 総会議事では、佐藤一樹支部幹事と新たに永友祥子支部幹事が理事に立候補することを確認し、役員改選について承認された。その後事務局から「2026年度『診療報酬改定』の最新情報について」をテーマに話題提供した。

 2月13日に開催された中医協総会にて2026年度診療報酬改定の諮問案答申資料が発表され、具体的な点数案が示された。

 基本診療料の引き上げは再診料+1点のみであり、賃上げ対応はベースアップ評価料の引き上げ、物価高騰に対しては物価対応料が新設された。他にも特定疾患療養管理料等の一部の医学管理料に長期処方およびリフィル処方が対応可能である旨の院内掲示を行う施設基準が新設されたことや生活習慣病管理料の療養計画書に患者の署名が不要になるなど外来診療で影響の大きい変更点について説明した。

 参加者からは、「ベースアップ評価」の改定について質問が集中した。「ベースアップ評価料は以前から届出をしていた医療機関と今回改定で新しく算定を始める医療機関とで点数の差があるからなのか、医師会はベースアップ評価料の届出を2月中に行うよう促している。2月中に届出することで本当に高い点数で算定できるのか、そもそも差を設けるような設計に違和感がある」、「ベースアップ評価料は療養の給付に対する点数ではないため、算定することに強い抵抗感がある。医療に関する情報を国に提供することを評価する点数が増えている状況はおかしいのではないか」、「療養計画書の患者の署名を負担に感じていたので、不要になったことは喜ばしい」等の意見が出た。

 また佐藤理事からオンライン資格確認義務不存在確認等訴訟の控訴審第2回口頭弁論の内容や次回6月に結審する見込みであることを報告した。その後、参加者からの近況報告があり、多岐に渡る話題について活発に意見を交換した。

 

(『東京保険医新聞』2026年3月25日号掲載)