歯科医師とざっくばらんに懇談 次回、「マイナンバー」で共催を予定(江東)

公開日 2015年09月25日

江東支部は7月28日、亀戸文化センターで支部例会を開催した。今回は、「歯科医師とざっくばらんに語り合おう」をテーマに東京歯科保険医協会と共催で開催し、医科・歯科の会員など11人が参加した。

懇談は、日常診療の中で医科側が感じた歯科にかかわる疑問に対し、歯科側が答える形で進められた。

医科側からの「小児の舌小帯異常については、手術をすべきか」との質問に対し、歯科側からは「舌小帯異常は、赤ちゃんの授乳障害、嚥下障害に関係する他、睡眠時無呼吸症を起こすこともあるので、病気としてとらえ、切除すべきだ。小児歯科に紹介をしてほしい」と回答があった。

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また、皮膚科の立場から「金属アレルギー患者の歯科診療について相談を求められた際の対応」について質問が出されると、歯科側からは、「歯の詰め物(修復物)は7~8種の金属の合金でレアメタルも使われ、メーカーごとの企業秘密もあり、はっきりしない。皮膚科の先生から金属アレルギーありと指摘されても、個々の患者への対応は難しい」との回答があった。

さらに歯科側から、「BP剤の処方を開始する際の十分な患者説明をお願いしたい」との要望も出された。

江東支部では、次回10月の例会において、「マイナンバー制度への対応」をテーマに引き続き歯科協会と共催で開催することにしている。

(『東京保険医新聞』2015年9月25日号掲載)