女性医師 初の語らいの場 北京ダックを囲み交流深める

公開日 2015年09月05日

サルビア会・就労環境部は8月1日に「何でも語ろう女性医師のつどい~北京ダックの夕べ」を初開催し、女性医師9人が参加した。このつどいは、女性同士で診療、子育てのことなど何でも気軽に話せる場を設けてはどうかと企画され、今回初めての開催となった。成瀬清子部長は「今日は気兼ねなく、美味しい料理を囲みながら語り合いましょう!」と開会挨拶し、参加者は北京ダックをはじめとした中華料理を味わいながら懇談した。

従業員の採用方法や労務管理、震災時の備えや危機管理対策、育児と診療の両立など、話題は多岐にわたった。参加者からは「従業員がなかなか定着せず、苦労している」「開業したばかりで労務管理に不安がある」「患者トラブルにはどのように対応したらよいのか」など質問が出され、個々の医院での対応が情報交換された。

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患者さんや従業員とのトラブル対策では、協会の保険医サポートセンターが社労士、税理士、弁護士などの相談体制を充実させており、実際に相談をした協会役員から、素早い解決につながったことが紹介された。さまざまな問題や悩みが出されたが、経営税務部、労働保険事務組合や共済部など、その解決に役立つ活動に協会が取り組んでおり、「頼もしい」「困ったらまず電話で相談してみたい」などの声があがった。

参加者からは「子育てで忙しいなか参加してよかった。おしゃべりでホッと一息つけた」「他の先生方からたくさんのアドバイスをもらえて心強かった」「今後の医院経営の参考にしたい」「肩肘はらず気軽に話せて嬉しかった。ぜひ次回も開催してほしい」などの感想が聞かれ、盛会のうちに散会した。

(『東京保険医新聞』2015年9月5日号掲載)