「共済カフェ」に21人が参加 心とつながる片づけの効果

公開日 2015年07月05日

6月10日、第2回「共済カフェ」が開催され、21人が参加した。今回は第一生命の協力により「モノの整理・心の整理があなたを変える~大人片づけ~」と題し、高橋和子氏(日本エグゼクティブプロモーター協会代表理事)、山口里美氏(司法書士法人コスモ代表社員)から話題提供があった。

遺品整理の苦労から片づけ上手塾を始めた高橋氏は、モノが増える一方の現代は高齢化社会に備え片づけることが大事な時代であると述べた。1日10分のモノ探しの時間も積み重ねれば年間で2泊3日の探し物の旅に出ているようなものと表し、片づくことによる時間的・経済的・精神的3つのメリットを示した。また3分類法による片づけの実践や収納の基本、実家の片づけの注意点を紹介。片づけは、命を守る防災面等はもちろんのこと、モノにとどまらず、友人や家族との関係を向上させたり、日々の習慣が心を鍛えることに繋がると結んだ。

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山口氏は、不動産権利証の紛失や印鑑相違など、契約時に大変な状況を招く例をあげ、片づけの重要性を述べた。相続が争族にならないための遺言作成に加えて、モノと心を整理し、自分の想いを家族へ伝えるためのツールとして、エンディングノートの活用を奨めた。いざという時の安心のためだけでなく、親子でノートを作成する過程で、互いの気持ちを知ることができ関係が改善したり、手で書くことによる「気づき」の効果などもあり、未来に向けてより良く生きるために、試してみて欲しいと述べた。

協会事務局からは共済制度について、相続対策として保険金の非課税枠活用に『グループ生命保険』は最適であること、生命保険に代わる家族への資産形成としてもお奨めの『保険医年金』は無理なく積み立てられ、教育費など急な資金需要にも対応可能であること、その他会員のニーズにあった制度を準備していることを紹介し、活用を呼びかけた。

参加者からは「生命保険以外で、家族のためにまとまった貯蓄をしたいと考えていたので、保険医年金を検討したい」「片づけの話は身につまされた」「エンディングノートを知人に薦めたい」「貯蓄は夫に任せきりだが、一緒にエンディングノートを作りたい」など感想が寄せられた。また、お茶とお菓子を楽しみながらの雰囲気は、リラックスできると好評であった。

(『東京保険医新聞』2015年7月5日号掲載)