支部例会に15人が参加 トラブル対策について意見交換(荒川)

公開日 2015年06月15日

荒川支部は5月18日、日暮里のホテルラングウッドで荒川支部例会を開催し15人が参加した。倉岡幸令支部長の司会で進められた。

話題提供のテーマは「トラブル対策学習」と題し、日頃協会に寄せられる患者とのトラブル事例とその対応策について事務局より報告を受けた。「トラブルを起こす患者に医師はどこまで応召義務を果たすべきか」「患者や社労士から診断した事実とは異なる診断書の記載を求められた」など、会員の医療機関でも起こりかねない事例と対処方法が紹介された。

質疑応答では、トラブルを起こし他院との2重処方を受けていた患者に毅然と対応した医院での実体験や、患者の保険証を紛失しないための工夫などの話があった。

支部例会に15人が参加 トラブル対策について意見交換(荒川)画像

その後、石山哲也理事より最近の主な医療情勢について報告があり、さらなる患者負担増を求める「医療保険制度改革関連法案」等について情報提供があった。また、今年4月に新たに協会に入会した医療機関の出席者から挨拶があった。

最後に、小島靖理事より閉会の挨拶があり「クレーマーといわれる患者が増えており、いつ問題が発生するか分からない。受付から最後まで落ち度のない対応ができるよう気をつけていきたい」と支部例会を締めくくった。

また閉会後も、複数の参加者が医院で起こったトラブル事例について意見交換が行われ、患者や取引相手とのトラブルが医療機関でも増えており、時宜を得たテーマに支部例会は盛会となった。

(『東京保険医新聞』2015年6月15日号掲載)