私と保険医協会「『味方がいる!!』と実感――保険医協会へのご入会をお勧めします」

公開日 2015年04月25日

患者と対面することなく画像診断医としてフィルム(画像)に向き合って20年以上過ごしてきたが、ひょんなことから開業することになった。カルテとレセプトを書いた経験はほとんどなかった。親戚に医療関係者はおらず、妻も医療関係の経験はない。こんな時、母親が自宅で療養していて、診てもらっていた先生に勧められて保険医協会を知ったのがはじまりだった。

信頼をおける先生の紹介だったため、どんな組織かはよくわからず開業と同時に入会した。

開業するとレセプト査定の嵐がやってきた。自分は間違った診療はしていないとの信念のみが心の支えだったが、あまりに理不尽と思われる査定が多く、一時は心のバランスを失いかけた。保険医協会に相談すると親身に相談に乗ってくれ、色々なアドバイスを頂いた。「味方がいる!」このことが心の支えになった。

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あまりに査定が多く、ついには支払基金から「面接懇談」、厚生局から「個別指導」に呼び出されたが、保険医協会の適切なアドバイスで乗り切ることができた。保険医協会を通して関東信越厚生局に問い合わせていただいたこともあり、紹介していただいた先生に本当に感謝している。

新規開業医療機関への個別指導(新規指導)でも「再指導」が多くなったように聞いている。

きちんと診療していることが第一だが、保険医の味方で、気軽に相談でき、適切な助言をいただける保険医協会の入会をおすすめしたい。

私自身、職員の服務規程、採用、退職時のトラブルなど、知らないでは済まされないことも多く、現在でも頻繁に相談している。

開業に際して、私自身の経験からも自信を持って東京保険医協会に入会することをお勧めします。

横山 佳明(医)田端放射線科クリニック・北区)

(『東京保険医新聞』2015年4月25日号掲載)